月別アーカイブ: 2018年3月

天鳳強者研究53:CLSさん(十段)華麗なる守備型の打ち筋を見よ!!【過去掲載分】



広告


本日の研究はCLSさん(十段)。結構昔から鳳南に生息している方。場況重視・面前守備型で、ダマテンも多用。状況対応も非常に的確。夕凪さんと超インターネットさんを足して2で割ったような強者という印象。大暴れするタイプではないが大崩れもしない、安定感のある打ち筋だ。

9_R

現状ラス目の南2局。3着目からのリーチが入ったところ。ここで下家にアガられると結構厳しくなってくるところ。できれば自分でアガってしまいたいが・・・

10_R

ちょろっと回してたどりついたこのテンパイはダマ。3900を現張りにするケースは少ないが、今回はアガリ自体が相当大きな価値を持つ。アガればラス回避の決定打・・・とまではいかないものの、下家のリーチをかわし、どこからアガっても2着目で南3局を迎えられることは大きい。しかもダマならかなり拾えそう。お手本のような3900ダマ。

8_R

場況は非常に強く意識する。ちょっとくらい場況に差があっても、手役が絡んでいるとどうしても打点に屈してしまうのが人間というもの。自分を信じてマンズを払うのは結構勇気が要る。

6_R

ここの選択も面白かった。残っている役牌は東と中の2種類だけ。テンパイとはいえ、ほぼニブイチで刺さる東を切るのはさすがにあんまり得じゃなさそう。東単騎構想でテンパイを外すが・・・

7_R

親リーがかかり、ドラも3枚見え、中も切られたところで的確な差込み!!1000点なり2000点なりで親リーを交わせるなら安いもの、とばかりに東を放り込む。こんな手で親に刺さりたくはないが、上家が東を2枚以上持っていることはほぼ確定なので、親にも単騎でしか刺さらない。的確だー!

27_R

オーラス、1600点差の2着目から親リーがかかったところ。どうせ放銃しても2着なのだから、押すのは簡単だ。しかし、トップで終了できるのは、何も自分のアガリだけじゃない。アガらなければラスの対面が、ガシガシ押している。

28_R

自分の手にアガリの期待が持てなければ、対面のアガリに期待してオリるのも一つの手だ。目論見通り対面がアガりきり、労せずしてトップ終了。対面がアガりきる前に自分が放銃してしまえば、そこで試合終了ですよ。

24_R

「守備型」というのは、いつでもオリているという意味じゃない。染めっぽい上家からピンズが余ってきたが、ここは押し。
「染め手からその色の牌が余ってきたらテンパイ濃厚」というのはセオリーではあるが、あの余り方はかなりテンパイしてなさそうなやつじゃないか?マンズ、ソーズの中張牌連打から、字牌が余る前にピンズが出てくるってのは、イマイチ信用ならないやつだ。試しに上家の手を開いてみよう。

25_R

Oh・・・・

や、役満じゃないっすか先輩。どおりで字牌が余らないわけですね。恐ろしいものを見た。

22_R

かわし手はスリムに受けて、前に出やすい構えを作っておく。ショボイ手で前に出たいなら、前に出られる態勢を作っておくことも大事。

15_R

オーラス、トップまではハネツモ条件。苦し紛れのチートイツもあるが、ドラ引きと赤5pを軸にして、タンピン系のハネマンを作りに行く。

16_R

んー、やってみれば結構できるもんだなあ。うまくハマってハネツモリーチ。こういう超余裕の局面で余裕の手作りしてるときが、天鳳やってて一番楽しくないですか?そんなことない?w

広告


天鳳強者研究52:@桜井@さん(十段)雪国育ちのデジタル雀鬼!!


広告



今回の特集は、最近十段に昇段した「@桜井@」さん。この人、以前「桜井さん」というアカウントでも九段になっている。アカウントを作成し直し、1800戦超で安定9段越えという、恐ろしい成績で十段まで駆け上がった。
牌譜を見た印象。ASAPINさんや太くないおさんに近い、割とデジタル寄りの打ち筋。打牌、鳴きの着想が見事で、常人がなかなか思いつかない、でも至ってロジカルな選択をする。
この人も新潟?秋田?の方らしい。オレの「雪国の人麻雀強い理論」がまた一つ説得力を増してしまった・・・!!

3_R
南3局。形式テンパイに向かうチー。この6pをチーして・・・

4_R

打9p。1メンツ作って1メンツ壊す。
点棒状況的に、対面の立直に対しては1牌も危険牌を押すことは出来ない。スルーした場合には34s45pのうちどれかを勝負する(つまり無理)ことになるが、チーすることにより25s7p引きでノーリスクのテンパイを取れる。こういったチーで安牌をなくして後で窮すると大分損だが、今回は45pも危険牌のため、守備力もそこまで下がらないのだ。ロジカルチー。

5_R

親番。順目が浅いため1枚切れのカン8sは嫌い、345の三色まで見て大きく手を進める。

6_R

このイーシャンテンすら取らず。

7危険になりやすい中を先切り_R  

2mも不要牌だが、早そうな上家の3m→1m落としと対面の河を見て、2mより中の方が危険度が高くなると判断して先に中切り。数牌の切り遅れは最悪横にくっつけてなんとかすることもできるが、字牌の切り遅れは手が死ぬ。

10_R

東2局、南家のリーチを受けている局面。この5pにチーの声をかけて・・・

11_R
両無筋の赤5sをぶった切る!!リスキーなのは当然だが、抜き打ってもオリきれないため、テンパイを取った方が「マシ」という判断だ。思い切りが必要だが、強者の牌譜には時折こういうのが見受けられる。

14_R

この形、56s引きのカン8sテンパイもあるがイマイチのテンパイで、ピンズの伸びを消すほどではないと判断。47p縦引きなら最強リーチが打て、ピンズ横伸びでも素晴らしいイーシャンテンになる。窮屈な受け入れ枚数にとらわれず、メンタンピンを作りに行く。

15_R
ここもカン8pを外してマンズを伸ばしにいき・・・

16_R
ドンピシャでハマった優良リーチ。自然なようでなかなかできない手順。こう来ると一発ツモの予感がしちゃいますよね~~

17_R
ドラドラの手牌、この3mは意外にもスルー。うっかり鳴きなし押してたか?

21_R
オーラス、親と7700点差、子と7300点差のラス。発を引きリーチで3mツモなら裏なしでもテンパネでトップ。しかし発は1枚切れ。きつい状況だが、マンズの一通まで見て9mを残し、一応条件の満たせるイーシャンテンに構える。赤5p引きでも結局裏1条件だ。名人に名手なし。

22_R
仕掛けが2軒入り、更に苦しくなってくる。5sを切るのは簡単だが、切った瞬間ゲームオーバーの可能性が結構ある。親がアガってもう一局ならそれはそれでOKということにして、9m切り。諦めていないからと言って、ひたすらまっすぐ行けば良いというわけではない。

23_R
そして念願の発を引き、5s単騎で最終形リーチ!!ツモればテンパネの1300/2600で親をまくれる。これでツモればHERO~英雄~だが、ちょっとだけ英雄力が足りておらず上家に放銃でラスト。きちいぜ~~

26_R
ドラ1あってドラ受けもある手牌だが形が悪い。そこに上家から放たれる赤5m!!アガりづらい手牌だが、これを緊急チーだ!!

27_R
ええいもののついでだ、ドラの3sもカンチャンでチーだ!!形はぐちゃぐちゃだが満貫確定。やっちゃうぜ~~

28_R
さらにドラをもう一枚御無礼して・・・

29_R
下家・大和田頭取のリーチ宣言牌を捉え、三色もついてなんとハネマンのアガリに。

BEFORE
32

AFTER
31
まさしく劇的ビフォーアフターである。本人もハネマンになるとは思っていなかっただろうがw
赤5mをチーするという発想を持つ人間だけが、このアガリを手にすることができる。

 

広告