天鳳強者研究50:ASO部@福岡さん(十段)点棒状況判断の鬼!!【過去掲載分】




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今回紹介するのは、「ASO部@福岡さん」(十段)。その昔「わせりん」という名前で「麻雀一番街」というサイトに戦術を公開し、一世を風靡していた方だ。フリー戦術なんかを書いていて、「フリーの赤はドラ2枚分だと思って押し引きしろ!!」って書いていたのが大反響を呼んでいたのを覚えている。今はもう「麻雀一番街」自体閉鎖しちゃってるんですね。悲しいなあ・・・。
そんなわせりんさん、最近天鳳を再開し、破竹の勢いで十段まで上り詰めた。レートランキングでも現在トップ。あまりにも大活躍されているので、鳳南研究所で特集することにした。

この人の強みは、何と言っても点棒状況判断じゃないだろうか。リード時、ビハインド時で、結構極端に打ち方を変える。リーチ判断なども独特だ。
また、アシスト、絞りの技術が、相当高いように思える。ラス目の親の仕掛けに絞る・・・とかそんな単純なレベルじゃなくて、全員の点差を確認して、競ってる相手にとってもやりづらくさせる、いやらし~いアシスト・絞りを使ってくる。見てもらえればわかります、このいやらしさ。

点棒状況判断

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少し浮いている東3局。平和ドラ1をダマにするのは少し勇気が要るが、58m4枚飛びで仕掛けの現物。更に言えば、全員が58mを切っているのも大きい。誰からでも拾えるし、誰からリーチがかかっても現張りになる。点棒を持っているため、大人の余裕を見せ付けていく。

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ラス前の親番。ドラを使いきってのアガリを拾えれば、かなり大きなダメ押しになりそうなところだが・・・。

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とはいえ、下家が白を仕掛けると一気に方向転換、アシストに回る。この局は大過なく潰すのが第一優先だ。
更に言えば、ラス目の下家にアシストすることにより、別の効果も生まれてくる。対面や上家はチャンス手が入っていれば満ツモでトップまくりを狙いに来るところだが、自分が下家にアシストしているところを見せれば、「ラス目にアガらせるくらいなら・・・」と早アガリに方針転換するかもしれない。また次のオーラスも、ラス目と2,3着目の点差が詰まっていたほうが、2,3着目は早アガリに向かいやすく、自分のトップが守られやすい。
これはいやらしいなあ。超合理的なアシストで、対面や上家からしたら「おんどれえ」ってなるよなあ・・・。

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東4局ラス目。アガるだけならチーの一手だが、大体ドラが出て行きそうで、ここで1300をアガってもイマイチ。そしてなんといってもこの手は・・・

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トイツ手が残ってる。ラスから抜け出せる細い道があるのなら、その道をつぶさない。

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ツモスーのイーシャンテン。チートイドラドラの道もあるがここは安全度の高い西を残し、トイトイや四暗刻に絞った。

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からの下家の2枚目の2mスルー。そしてここでは1m残し。

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ペン3m引いてのツモり三暗刻も逃すわけにはいかない。お見事。

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オーラス、下家と3100点差のところ。これは難しい。対面や上家もテンパイを取りに来るため、流局した時に自分がノーテンならば大体一人ノーテンになりそうだ。

ただし、逆に考えることもできる。対面や上家がラスト一巡までオリずに手を作るということは、対面や上家のアガリが発生しやすいということでもある。つまりこの状況、平場に比べると流局率が結構低くなっているわけだ。
①ピンズやソーズを鳴かれて(もしくはロンで)下家のアガリを発生させるリスクを負いながらテンパイに向かう
②下家に絞りつつ対面・上家のアガリに期待する
この二つを天秤にかけ、②の方がマシ、と判断したのだろう。テンパイ料でまくられる状況であっても、ひたすらテンパイに向かうだけが正解ではない。流局が近付いてくると焦ってテンパイに向かいたくなるものだが、この選択肢は結構合理的かもなあ。

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南2局、高目満貫、安目5800のタンピン赤もダマテンに。安目でもアガれればラス率がかなり下がりそうなため、ダマ。十段っぽい。

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手組み・押し引き 

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ドラ3の配牌。ピンズの中ぶくれで2メンツ作る予定だが、まだターツが足りていない。9sか一枚切れの西の選択だが、一枚切れの役牌より789s引きのロスが痛いと見て西から。ちなみに1pと9sの選択だと、3p引きの強い形がある分、9s切りが先だ。

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ドラの6mが暗刻になった。ここも生牌の南を切って9sを引っ張る。南が重なれば大きいが、ターツが足りていない状態では受けを広くしたい感じだろうか。また、リーチツモなら跳満なのに対し南ポンは大体満貫になるため、打点差もある。

3_R
親の勝負手だが、リャンシャンテン。4mを持っておけばチートイツのリャンシャンテンでもあるが、ここはツモ切り。巡目的に大体後手を踏むため、安全牌を残して後で戦いやすくする。

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この5sもツモ切りで・・・

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こうしておいた方が、戦いやすく、アガリやすい。

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東1局の平和テンパイだがダマ。これは理由を聞いてみたいところ。

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仕掛けに対し後手を引いた局面では、かなりきっちりオリる印象。上家はタンヤオじゃない可能性も大いにあるため、安易に1mを切らない。

カン判断

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親番。ホンイツに向かって・・・

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カン材の中を引く。満貫は確定している手牌だが、カンしてツモ番を増やすか?

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増やさず。一回ツモが増えるのは大きいが、カンは警戒されやすく、また対応力にも欠ける手牌のため保留。

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そして2mを食い延ばしてテンパイ。この時も中をカンしているより中手出しの方が、ノーテンっぽく見えるんじゃないだろうか。

2_R
対面からリーチが入っている局面。12000の打点が確定しているためカンせず。対面が3巡目に3mを切っており、外側の2mを拾いたいところ。できるだけ自分へのケアを薄くする。

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今度はカン。1mを切ってタンヤオ確定という手もあるが、先ほどと違いカンすると打点上昇が確定する上、ポンテンを取るとカン材を一枚切ることになり、ちょっと寂しい。ならばタンヤオにならない可能性があってもここでカンだ。(参考記事:鳴き手のカン判断は即座にしろ!!

 


わせりんさん、ここ数ヶ月鳳南を鬼打ちしている。また一人鉄強が鳳南に増えてしまった。勘弁してくれ~~

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