天鳳強者研究42:じーさーさん(九段)華麗なる門前守備型雀士!【過去掲載分】




今回取り上げるのは天鳳ID「じーさー」さん(九段)、協会の佐治敏哲プロだ。
かなり安定した成績の九段。あまり手牌を短くせず、門前進行の局が多い。形を決めずに柔軟な手組みをする。

↑ご覧のようにフーロ率、リーチ率とも低い。フーロ率.318というのは、はぐりん@さん、リツミサンほどではないが、かなりの低い部類に入るだろう。

そしてこの人の特徴は、何と言っても固いこと。相当鋼鉄な打ち筋。7個ほど牌譜を見たのだが、リーチに対してシャンテン押しをするシーンが一つも見られなかった。安全牌がなくても、前に出たい手牌になっても、テンパイまでは勇気を持って抜く。良い意味で非常に天鳳的な打ち筋で、これが安定感のある成績につながっているのかな、と思った。

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ダマ満貫のテンパイ。そっと7sを河に置いてのダマから・・・

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次巡7mを引くと、1枚飛んでいるカン6mに受けてリーチ!

中筋になった、というのはリーチを後押しする判断材料の一つだが、もっと大きな要因は自分の河の薄さであろう。これだけヒントの少ない河ならば他家も手詰まりやすく、中筋6mの釣り出し効果が大きい。また12000の打点が確定することで、脇からの出アガリでもオーラスをトップ目で迎えられることも非常に大きな要素だろう。

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上家とトップ争いしている局面。この7sをスルーする人、鳳凰卓に何人いるだろうか。リツミサンですら鳴きそうな気がする。それだけ、中途半端な手で前に出ないということを徹底しているのだ。中盤過ぎに中途半端に愚形テンパイして、どこかとめくり合いになる展開が嫌なのだろう。

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南1局。供託1本落ちている局面。この8pも鳴く人がほとんどじゃないだろうか。だがこれもスルー。ラス目で巡目がまだ浅いため、メンタンピンまで欲張る構想だろうか。

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基本はかなり門前寄りだが、だからといってサボっているわけではない。この3sはポン。1mを切っている以上、両面変化はもうないが・・・

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ペン7mと心中せず、場況によって待ちを変えていけるのが単騎受けの魅力だ。4センチから9mの手出しで単騎コロコロが見え見えとはいえ、この2sは誰も使いきれない。えらいエグい待ちだ。

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この手は門前で進めたところで何の魅力もない。それならば積極的に捌きに行く。678三色になるこの6pはド急所だ。ここさえ鳴ければ半分アガリは確約されたようなもの。

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すぐさまテンパイ→出アガリ。こういう手で一局潰せるのはとても大きい。

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かといって、当然こんなのは鳴くわけがない。3フーロであたふたする最悪な未来が容易に想像できる。この局はもう守備力を確保しながら進め、オリに回る局、ということで良いだろう。

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これも鳴いて中バックのイーシャンテン。こういうのも鳴かない。12sがそれぞれ親、南家の安牌というのも考慮してだろうか。

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でもこれは鳴く!リーヅモ三暗刻ドラ3裏1の8000オールのイーシャンテンではあるが、まあ大体リーチドラ1の手。それなら鳴いて中トイツ落としでタンヤオドラドラの動ける形にした方が、和了率がかなり高くなりそうだ。門前派の鋭いチーだ。

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現状ラス目。タンピン三色まであるイーシャンテン。

・親の河がとても薄いこと
・現物が続かないこと
このあたりを考えて、目をつぶって3mを押す人が多そうだ。これは強者・弱者問わず。
ただ、じーさーさんの選択は唯一の現物を抜く打7s。この深い巡目から3m、6mと2筋勝負はスジが悪いと見たか。

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今上家が8sポン、打8mとしたところ。地味ながら光る4s切りだ。対面の切った1sが通っていることと、3打目の5sに目をつける。
44588sの形から5s切りというのは考えづらいが、57788sから5s切った7sシャンポンは自然な手順。ここは4s切りだろう。

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南3局、打点上昇が非常に大きい手のためリーチを打ちたいが、心を鬼にしてダマ。リーチをしてもラス率はかなり低いが、ダマで5800をアガったときにほぼラス回避が確定することが大きいだろう。お手本のような天鳳専用ダマという感じがする。もちろんリーチしても悪くはないだろう。

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西1局の流局間際。

294持ちの親は恐らくテンパイなので、この局で終了するだろう。上家はノーテンの香りがする。自分は一人ノーテンさえ食らわなければラス回避だ。
ここで、上家の切った2sを安易に合わせ打ちしない。もし下家に鳴かれてテンパイを入れさせてしまったら、確定で45ptの損失、最悪の場合は210ptの損失(2着の+45ptとラスの-165pt)となる。放銃さえ避ければ2着で終われるというのなら2sを切るだけだが、今回はそういうわけでもない。次巡放銃する可能性を残してでも、ここは歯を食いしばって発を切らなければいけない。

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ツモり四暗刻のイーシャンテンからの先切り。確かにここで切っておかないと間に合わなくなるギリギリのタイミングという気はするが、それでもこの6pを切るのはかなり勇気が要るところ。しかしじーさースタイルを貫く。

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