【天鳳戦術】カンの新常識「4回に1回アガれる手ならカンしろ!!」【過去掲載分】



広告



「カンはイーシャンテンでしろ」というのが主流になりつつあるらしい。私が麻雀を覚えた時は「カンはテンパイでしろ」と教わった。今でも覚えているのだが、くっつきのイーシャンテンの配牌が来て、第一打でアンカンから入ったら、なんだか知らんがめっちゃ怒られた記憶がある。そんな事で怒んなよw

最近は、以前に比べてカンのメリットである「打点上昇、ツモ回数増加」というのが重要視されるようになってきた。特に雀ゴロK本の「リーチを受けていても加カンしろ!!」というのは今までの常識を覆すと言っても過言ではない内容で、「親リーに愚形1300で追いかけろ!!」という項目と同じくらい話題になった。

カンは、言ってみれば全員にバイキルトをかけるような行為。自分も敵も攻撃力が高まるため危険な場になるが、麻雀の場合、ドラクエと違って最初にアガった人間だけが攻撃できる。そのため、自分が先にアガれると思うならカンするべきだし、アガれないならカンしない方が良い。じゃあ、どこが損益分岐点なんだろう?というのが今回のテーマ。

54 - コピー

カンの損益分岐点を探るため、ちょっと特殊なルールの麻雀を考えてみたい。

特殊なルールの麻雀をやることになりました。この麻雀には流局はなく、誰かのアガリがあるまで一局が続きます。和了時は、出アガリでもツモでも関係なく、また手の高さも関係なく、一律で4000オールの収入になります。このとき、自分のアガリ率が何%以上あれば、収支がプラスになるでしょうか?
これは単純。4局に1回アガれれば点棒はプラスマイナスゼロになるので、和了率25%以上あれば収支がプラスになることになる。和了率20%のプレイヤーは点棒マイナスになるし、28%のプレイヤーは点棒プラスになる。

この麻雀に、もう一個特殊ルールをつけることにしました。カンが入った時は、和了点が一律6000オールになります。誰がカンしたかとかは関係なく、カンした以外の人がアガっても6000オールです。ちなみに、カンしてもツモ番は増えないものとします。
さて、自分の手にカン材ができました。自分のアガリが何%以上見込める手牌なら、カンするべきでしょうか?
これも答えは単純である。自分のアガリ率が25%より高ければカンした方が良い。カンすると、アガられた時2000点多く払うのに対して、アガったとき6000点多くもらえることになる。つまり、自分のアガリ回数の3倍までなら、相手にアガられても得になるのだ。
もちろん、全員のアガリ点が高くなるわけなので、和了率20%の手でカンしたら損が大きくなるし、和了率30%の手でカンしたら得が大きくなる。

さて、上記は麻雀をとっても簡略化したものだが、通常の麻雀のカン判断について一つの示唆を与えてくれる(と思っている)。「4回に1回以上アガれる手牌なら、カンした方が良い」ということだ。
こんな反論があると思う。「4回に1回アガれるってことは、4回に3回は損するわけでしょ?そんならマイナスの方がでかくね?」
この反論は、一見正しいように見えて、ちょっと間違っている。4回に1回アガれる手牌でカンすると、確かに4回中3回は自分が損、または損得なしになる。しかし、その分のマイナスは、4回に1回の和了で帳消しになるのだ通常の麻雀でカンした時、自分の和了・放銃の時は損得の幅が大きくなるが、ツモられの時の損失は和了・放銃の時ほど大きくないし、横移動した時なんて自分の点棒の増減なしなのだ。しかも自分の和了に関してだけは、カンドラが乗らなくてもテンパネで大きく打点上昇することも多い。損する・得する頻度だけで語るのは明らかに間違い。

というわけで、イケイケでもボロボロでもない、4回に1回アガれるくらいの牌姿なら、カンしてしまった方が得、ということになる。「イーシャンテンでカン」というのはつまり「まあまあアガれそうになったらカン」というわけだが、そこまで待つのは待ちすぎなんじゃないだろうか。カンする条件として、4人の中で一番手が早い必要も、半分以上アガれそうである必要もない。4回に1回アガれれば良い。

なんなら、4.2回に一回アガれるくらいの手牌でもカンは有効だ。ツモが1回増えることによって、「4.2回に1回」が、「4.0回に1回」になったりするわけだし、テンパネの打点上昇もあるわけだから。

例えばこんな牌姿。2pカンか北切りか。巡目が深いならともかく、早めの巡目なら間違いなく和了率25%を超えるため、さっさとカンしてしまうのがいいだろう。どうせカンする手牌なら、有効牌が多い分、早くカンしてツモ番を増やし、テンパイ率を上げに行った方が良い。これを北切りで保留して・・・

こうなってから「カンしてリーチや!!」というやり方は、上の牌姿で即カンするよりも明確に損だ。リンシャンに46m47pがいた時は、一巡早くリーチが打ててた可能性が高いわけだし、万が一リンシャンから25sなんて引いてきた場合は、先にカンしてたらめくれてたはずの裏ドラ・カン裏が見られない分、大分損してることになる。

もちろん麻雀打ってる最中に、「3巡目、愚形込みの2シャンテン、この手の和了率は36%だ(キリッ」とか、正確な数値なんてわかるわけがない(そんなん言ってるヤツいたらあんま近寄りたくないw)。点棒状況によって、カンしたくない状況だってもちろんある。ただ、早すぎず遅すぎない大体の指標として、「和了率25%」があるというわけだ。

広告


関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。