基礎牌効率の勉強 「6788」形の強さを考える【過去掲載分】



※この記事は、過去に「鳳南研究所 ウォッチ版」に掲載されていたものです。

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2シャンテンくらいの時の孤立の3~7と、6788の8、どちらを残すかというのは、形に応じて「なんとなく処理している」ことが多いだろう。私もそうなんですけど。

せっかくなので、その辺りを言語化して考えてみることにする。麻雀は、「なんとなく処理している」よりも「言語化している」方が理解が進み、ミスも減る。

孤立3~7と6788の比較は、「現状の雀頭がメンツになりそうかどうか」が判断基準

たとえばこんなイーシャンテン。これだと、どう見ても9pが不動の雀頭だ(暗刻になったらアレだけど)。マンズの4mと8mをそれぞれ「好形くっつきの種」として比較して、8mを切る。

例えばこんな牌姿。これもマンズの4mと8mをそれぞれ「好形くっつきの種」として比較したときには、4m>8m。

ただこの牌姿の場合は、上の牌姿と違って「不動の雀頭」がない。778pの部分に69pを引いて、メンツになってもおかしくないからだ。

・4mを残した時にはマンズ345m引きが嬉しいが、69p引きで雀頭不在になる

・8mを残した時にはマンズ578m引きが嬉しくて、69p引きでも雀頭不在にならない(より形が良くなる)

69p引きの時の形が違いすぎるため、4mを切った方がいいだろう。

これが

と、「7899」の形であっても、同様の理由で9mを残すのがいいだろう。

この「現状の雀頭がメンツになりやすいか、なりづらいか」という判断基準は地味に大事で、例えば

こんな牌姿から3mを切ってしまうのは、3m5pの縦引きだけでなく36p引きでも雀頭不在となり、思った以上にロスが大きい。5p切りも同様。2m切り、もしくはドラドラなんかであれば赤5mを切った方が良いと思う。

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そもそも6788の8って孤立3~7と大差なくね理論

似たような手のイーシャンテン。5pを切るか8mを切るかだが、実は「好形変化の種」という意味でも、8mと5pにそんなに差はない。

有効牌を数えてみよう。

8mを残した時の好形変化は、78m、9pの7枚。

5pを残した時の好形変化は、46pの8枚。

5pを残した方が変化の枚数は多いし、8m残して8m引きの亜両面は6枚しかなかったりと、平面的に見るとやっぱり5pを残す方が強い。が、そこまでの大差はなく、場況や切れている枚数、安全度などで余裕で覆るくらいの差だ。

なんなら、打点が欲しい局面なら7m引きのイーペーコーを見て8m残した方がいいんじゃないだろうか。私自身、今まで割と機械的に5pを残して、あんまり考えてこなかったけど。

マンズの形が一つずれて


この場合だと、8mを引いてもイマイチな分、素直に9m切りが良い。

雀頭不在の手なら

西家

ドラ暗刻の勝負手。これはよほど早い巡目の時以外は赤5pを切るのがいいだろう。打点上昇効果は薄く、赤5pを残しての46p引きの広いイーシャンテンよりも、147mを引いてのテンパイを逃すのが痛すぎる。3mを先に引いてしまえば3メンチャンだ。


手牌が難しくなる時というのは、雀頭をどこで作るかというので悩まされることが多い。麻雀に「雀頭」がなく、4メンツを作るだけのゲームだったら、もっと単純なゲームになっていたように思う。

時間を浪費するだけのこんなゲームを考えついたどこかの中国人は、ろくでもないやつに決まっているのだが、「雀頭」を思いついたことだけは褒めてやりたい。ありがとう、どこかの中国人。そして、ふざけんな。

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