天鳳強者研究34:愛内里菜さん(元十段)長距離打者かつ安打製造機。レンジの広い強者!!(前編)



今回紹介するのは、愛内里奈さん。鳳南を5000戦以上打っている強豪だ。

調べてみると、毎月コンスタントに数百戦鳳南を打っているだけでなく、特東や特南にも出没している模様。特上にいる人からしたらたまったもんじゃないだろうが、本人からしたら、たまに福地先生や比嘉さんと打ちたくなっちゃうんだろう。里帰りみたいなもんだ。やむなし。

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 本手/かわし手、攻め手/受け手の切り替え

愛内さんは、ホームランバッターであり、内野安打製造機でもある。麻雀漫画で言えば、朧夏月のような打撃系の側面を持ちながら、鎌板地迅のような素早さも兼ね備えている。なんというか、切り替えのレンジが常人よりもかなり広い印象がある。
「自分は○○型だから~~」と決めてしまうとその型通りの選択しかできない。「自分のスタイル」に拘泥することなく、常に目の前のベストな選択肢を選ぼうとしているのが、愛内さんの強さなんじゃないかな、と思う。

東1局。巡目も深くなってきているが、ここはチーしてのイーシャンテン取らず。あくまで東発はハードパンチが打ちにいくのが愛内さんスタイル。そういえば、愛内さんも「ゼロチル」だったような・・・

かと思えば、この手ではあっさりと面前を崩す出来メンツチー。
6sがもう一度鳴けそうなこと、8sが2枚飛びになったこと、リーチ棒2本落ちていることから、2sチーしてタンヤオ移行。いつでも大物手を狙っているわけではなく、局面に応じてすぐ切り替えが効くのがすごい。

かと思えば今度はこのチーテンを取らない。どうせチーしてカン3sテンパイを取っても、そう簡単にドラの3sは切られず、結局リーチが入ってオリるのが関の山。局消化の価値も高い局面だが、変にテンパイ取って自由に打たせるよりは、なるべくリーチチャンスを増やして、ツモ回数を増やしたいという感じだろうか。

また、こっそり前順2s切っているのも面白い。現状ショボイ手であることには変わりなく、どこかに仕掛けが入った時点で、ドラ表の2sは多少なりともリスクのある牌になる。どうせ構想からは外れている牌、いらねーから先に切っちまえ!!という感じだろう。

面前での三色なら打点があるとはいえ、高打点になる受けが限定的すぎて、さすがに大体鳴く手だろう。8pも7sも白も、出てきたら鳴かざるを得ない。

どうせこの手は交わし手にしかならないなら・・・と、2mの両面チーから入った。誰かに怒られそうなチーで、「自分のスタイル」に拘泥してしまっていると、なかなかこのチーからは入れない。

白を叩いてテンパイ。

・・・とはいえ、結局は愚形の1000点の手だ。きな臭くなってきたらすぐに対応に回る。
上家の親は発をポンして1sのトイツ落とし、対面も何やら怪しげな捨て牌。8mを切るほどの価値はないと見た。

この攻守の切り替えも、非常に大切なことだ。リーチがかかったらオリられるけど、仕掛けに対してショボいテンパイからオリるのは、精神的苦痛が伴うためwできない人も結構見かける。

6本場。白を仕掛けているが、8mはチーテン取らず。手牌の安定感に加え、ギリギリまでトイトイの打点を見ているのだろう。

徹底した守備意識の高さ・ゲームメイク技術

守備意識は非常に高く、すずめクレイジーさんに近い印象だが、すずめクレイジーさんよりも、はっきりとオリる傾向が強い。
また、ゲームメイクに長けており、南場で連帯している局面では、トップをもぎ取りに行く、というよりは、連帯死守に重きを置いている印象がある。2着→トップと2着→3着が等価値の天鳳にアジャストしている打ち方といえるんじゃないだろうか。

このテンパイはダマ。9mが残っていればリーチしたかも知れないが、微差でもトップ目のこの局は加点よりも安全に親流しを優先する。南場で連帯している時は、慎重に出方を伺う印象がある。

リードしている局面なら、なるべく守備力を落とさずに進行。字牌の安全牌を引いてこないのが悲しいが、最低限の守備力をキープするため、対面、上家の安牌である1pをホールドしながらの進行。この手はほぼ「守る手」。こんなところから放銃するわけにはいかない、という意識が垣間見える一打。

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東1局。もうこの辺りからかなり受け気味。

あわよくばのチートイだけを見て、4p切り。ガードがかなり固く、形になっていないところからの放銃はほとんどない印象。

これもチートイツ。どうせこのショボイ手から東はあまりリリースしないため、東を重ねる前提ならチートイツだろう。字牌を溜め込んでおき・・・

中盤以降危なっかしくなってきたあたりで、字牌連打で安全に進行する。

メンツ手だけを追う手順なら5s切りだが、ここは36p4sの受けも残す、受け入れMAXの1m切り。特にドラの西は鳴けるかわからず、西が鳴けなくてもアガれるコースを残したい。

そしてテンパイ。2mが良い待ちになっているため、リーチかけるかと思ったが・・・

ここはダマテンを選択。これは意外な選択に見えた。が、どうせリーチをかけても、下家がかなり押し気味に来るくることが予想される局面。先制なら「良い待ち」でも、追っかけられればただの愚形テンパイに成り下がる。

結局のところ、ドラだろうが西は西にすぎない。他家からすれば使いづらいことこの上ない牌なので、放っておけばポロッと溢れてくるものだ。勉強になりました。

次局、ここもドラは西。あまりリーチをかけたくない局面に違いないので、チートイとイーペーコー含みでマンズのカンチャンを払っていく。この辺りは本当に徹底している印象がある。

結局前局は親に2900の放銃で、ラスに少し近付いた局面。ドラ3の勝負手だが、待ちは最悪と言って良いカン4p。これを慌てず騒がずダマに構える。

そして両面に振り変わって立直。太くないおさんはカン4p即リーしそうで、ゆいパパさんやニャッピー夏目さんは両面でリーチしそうで、夕凪さんは両面でダマにしそう。


後編に続く!!

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