「レアケースの捨て牌」に対する対応【過去掲載分】



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この画像は、伝説となっている六分儀ゲンドウさんの「ダマテンビタ止め」のシーンである。東家の六分儀ゲンドウさんは、対面のダマテンに対してこの3sを止めた。六分儀ゲンドウさんは対面の6p→6p→北の切り順に対して、「強烈な違和感」「こんな捨て牌はあまり見たことがない」と自身のブログにて語っている。直感ではなく読みの裏付けがあって止めたのだと。

麻雀を長く打っていても、時々「あまり見たことのない捨て牌」というのが出てくる。

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カンが2つ入っており、沸騰している状況。下家の3副露目は、3sを345でチーして・・・

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2枚切れの中切り。待ちはマンズかピンズか・・・

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と思ったら次巡またも中手出し。ええ?中切り??

とある人に「これ下家、何に見える?」と聞かれた。
「んー、上家の3副露に切れないマンズかピンズがあって、それを浮かせながらイーシャンテン維持してんのかな」

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ビンゴだった。

4センチになってからのトイツ落としであれば、ほぼほぼ上家の仕掛けに回ったかオリたか、とわかる。だが、チーテンのチー出し中からもう一度中切りと言うのは、実戦であまり見ない、「レアケースの捨て牌」だ。だから混乱しがちではあるが、結局は同じことだ。

このあたりは、経験則が大事になってくる。どんな本を読んでもこんな場面のことは書かれていないので、自分で経験を重ねて正解を見つけるしかない。


こんなのもある。
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対面の仕掛けに注目。7mツモ切り。

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ここでレアケースが発生した。下家の切った6sをチー!!
数牌の2鳴き?これも見る機会は少ない。渋チーといったところだろう。だとすれば6788sからの食い延ばしとかだろうか・・・いやちょっと待てよ、対面は5s切ってるからそれはない。となると残るは・・・

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チーしてもテンパイしていないパターンが有力。さらにワンスルーしたとなれば、愚形残りが有力だ。対面の仕掛けは、しばらく無視して良さそうだ。この辺はクリミスとかもあるからアレだけどw

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とある有名雀士「Kプロ」と打った時、こんなこともあった。
対面の3着目からリーチがかかる。

リーチ

ラス目のKさんは、ここへ8m、8pとガシガシ無筋をぶつけている。明らかに手が入っている。
そして次巡、Kさんは少考して生牌の発切り。
ああ、オリたな、と思った。無筋をガシガシぶつけてからの手出し発は、オリに回って発のトイツ落としや暗刻落としと相場は決まっている。Kさんはほぼオリた。後は3着目の一人旅だ――――そう高をくくっていると、次巡Kさんが元気良く発声した。

「リーチ!!」

 

・・・え?何だそれ?これもあまり見たことがないリーチだ。
宣言牌が発だったり、危険牌だったりするならわかる。

例えばこんなイーシャンテンから8pを切り、2m勝負してリーチしようと思ったら

25m引いてきたので発一枚切って、次巡ピンズかソーズの両面引いてきてリーチ、こんなのはよくあるだろう。
だが・・・2枚目の発が出てこないままリーチ?しかも宣言牌が現物の8s???何だ?どんな手なんだ??
宣言牌の8sが危険牌であれば、8sを切りきれず発を暗刻から切って、テンパイしたから勝負!とかいうパターンも思いつく(これもレアケースだけど)。数巡後開かれたKさんの手牌は、こんな手だった。

ほー、なるほど。ここで謎が解けた。

おそらくKさんが発を切ったのは、こんな形からだ。

この形ならば合点がいく。何を引いても両面テンパイとなるよう、発カンツから1枚外し。おそらく発を引いてきて空切りしたのだろう。そして7sを引いてきて、8s切りリーチというわけだ。

今回は上記の牌姿だったが、あとはあるとすればこういうのも考えられるだろう。


こんな形で、カン7sの現張りダマ押し。25m254sあたりを引いてきての好形追っかけ。

 

相手の手牌に対する「読み」は、実戦の中でこそ鍛えられるものだと思っている。自分で色々なパターンを経験しながら、推理→答え合わせ、を繰り返してこそ読みの力は付くもの。「レアケースの捨て牌に対する読み」は、レアケースだけあって使える局面が限られているが、逆に言えば勉強できる機会も少ない。強烈な違和感を感じたときは、後から牌譜を見返すのが吉だ。

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