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話題になっている「麻雀勝ち組の鳴きテクニック」(通称「川村本」)を読んでみた。
内容としてはかなりマニアックな部分が多いため、麻雀初めて間もない人には全くオススメできない(間違いなく読み込めない)が、我々のような「麻雀オタク」が読むにはうってつけの本。リアル麻雀がベースとなっているようだが、内容はものすごーく緻密。微差を究極まで突き詰めてやろうじゃねーか、というような部分が多い。
全190ページ。「鳴きテクニック」という題だが、鳴く鳴かないとか手組みの話が7割くらい、他家コントロール的な話が2割くらい、その他が1割くらい。
また紙面の至るところに「ミニ戦術コラム」がちりばめられており(数にして50個くらい)、内容は相当凝縮されている。そのどれもがかなりマニアックなものなので、相当麻雀を打ち込んできた人でも「新しい発見」は何個もあるはず。
出てくる牌姿がとにかく汚い
この本の第一章は「最速テクニック」。そのほとんどが「アガリトップのオーラスで何切る・何鳴く」という問題だ。
ここでは、出てくる牌姿がとにかく汚いw最初のページこそ、
こんなキレイな形の問題だが、ちょっとページをめくるとすぐ
こんなのばっかり出てくる。汚っw
ただ、こういう状況って、麻雀打ってたら死ぬほど遭遇するじゃないですか。オーラス微差の局面で、超汚い配牌来て、ゲンナリしながらベタオリする局。そこで差をつけようってんだから、実戦的だなあ、と思う。
例えばオーラスに↑の配牌100回来て1回アガれる人と、2回アガれる人では、着順にダイレクトに差が出てくるわけでしょ。まあ100回もこんな配牌やりたくないけどな。地和こい。
アガリトップ。こっからは6p,3s,5s,6sはポンチー。ふむ、実戦的で超汚い!
面白かった・気になったところ
個人的に一番面白かったのはこれ。
今回はアガリトップではなく東1局。3巡目、1p2枚飛びのところ。上家が1pを切ってきたときと4pを切ってきたとき、それぞれどうする?
答えは「4pはスルーするけど、1pはチー」。上家が4p切ってきた時はどうせ後で1pも鳴けるけど、1p切ってきたときは4pが打たれる保障はない、って。ほーー。確かになあ。「4pから鳴きたい!」としか考えたことなかったなあ。
「ブラフ」についても一章使って書いてある。正直な感想、やめてくれよ、って思ったw
これもzeRoさんの影響なのかも知れないけど、最近なんとなく鳳南で「ブラフ」が増えた気がする。ブラフ、決まると気持ち良いけど、やられる側になるとめちゃめちゃうざいんだよなw全員ノーテンで流局でもした日には、パソコンのモニター越しに相手のドヤ顔が浮かんでくるからすげー腹立つもん。頼むから流行らないで欲しい。これは有利不利とかの話じゃなくて感情的な部分でw
あとはコラムがかなり面白かった。「若者との大三元対決」は、挙動でデジタル君から大三元を討ち取って、挙動でデジタル君の大三元を看破した話。リアル麻雀の特有の話で、下手な麻雀漫画よりもよっぽど面白い。
まとめ
・麻雀オタクなら間違いなく買い。
・ちょっと変り種を読みたいなら買い。
・初心者は手を出しちゃいけない。わけわかんないことになる。
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>4pはスルーするけど、1pはチー
いや「掴めばほぼ出るだろう」ってのと「鳴ける」は天と地以上の差があるから
4pだろうとターツ足りてんだし即鳴きするに決まってんだろ……
ほぼ確実に仕掛ける手でドラ2あって、両面からは仕掛けない理由が無い
両面から仕掛けたら他家に絞られちゃうよう><なんて思考は昭和のおっさん以外に許されない
買おうか悩んでたけどこりゃ雑魚の本だな。読む価値ねえわ