第7期天鳳名人戦 第5節の牌譜より(前編)多井が首位に!足切り争いも熾烈!




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昨日(2017/11/10)、第7期天鳳名人戦、第5節が行われた。

結果は次の通り。

 

次節終了時点で、下位4名が足切りとなる。現在のボーダーは就活生@川村軍団さんの+69.0。

タケオしゃん、コーラ下さいさんはかなり厳しい位置に立たされたが、残り2名の足切り枠はかなり熾烈な争いだ。トビで-100となる天鳳名人戦ルールで考えると、10位のシンプルなワキガさん(-194.7)から5位の木原浩一プロ(+127.9)あたりまで、足切りの可能性がある。次節はかなりシビアな条件戦が繰り広げられることが予想される。

また優勝争いでは、多井隆晴プロが七度目の出場にして初の優勝の可能性が見えてきたといって良いだろう。ここ3期、プロ勢は優勝から遠ざかっているが、条件戦の強さを見せつけられるだろうか。天鳳勢では、トトリ先生19歳さん、独歩さんも快勝し、ポイントを伸ばしてきている。

牌譜の中から、気になった場面を取り上げる。

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まずはトトリ先生19歳さん。7pや4sも通しやすい捨て牌。一発目こそ5pを抜くが・・・

上家の小林プロから赤が出ると、すかさずチー。一発も消えたことだし、3900なら7pを押す価値はあるとみて前進。

そして更に面白かったのがこの局面。凡庸に今通った3sをあわせることは簡単だが・・・。

トトリ先生の選択は、ソーズの2度受けを残す7m切り。

3sを残すことで、この2sチーが可能になる。

真っ直ぐなら6s切りだが、できれば最終形の待ちはソーズにしたいところ。凡庸な3s切りだと、瞬間のリスクこそ避けられるものの、テンパイしづらく結局手詰まりを生む。リスク先負いの7m切りは、攻守にバランスの取れた素晴らしい一打に思える。

南3局、下位3人が競りの局面。中はポンして打白。打点がないことを見せることで、3着目の上家、小林プロからのアシストも期待できる。

この白切りを見て、小林プロもアシスト気味の進行を選択。小林プロの立場からすれば、ここでトトリ先生に抜けられ、オーラス2着の見えないラス争いをするのはちょっと悲しいが、トトリ先生が安手なら、親を流すために協力するのもやぶさかではない、といったところだろうか。
このあたりは、トータルポイントも影響している。この半荘ダントツトップ目の福地先生からすれば、現状トータルポイントで上位につけている小林プロ・トトリ先生にラスを引かせるため、親の就活生さんにちょろちょろっとアガってもらえるようなアシストをしたとしても不思議ではない(事実、次局のオーラスはかなり鳴かせにいっていた)。

麻雀連合のトッププレイヤー・小林プロと、天鳳のトッププレイヤー・ASAPINさんは、天鳳名人戦で戦い続けてもう7年目。お互いの手の内・やり口は知り尽くしているはずだ。

トトリ先生(やばいっすよ小林さん、ここどうにかしないとシュカツと福地先生のコンビにやられますよ。オレが中ポンドラ切り、後はわかりますよね?)
小林プロ(・・・渋だぞ)
福地先生(下界は大変じゃのう・・・ククク・・・(ΦωΦ=))
牌による会話で、無事交渉成立である。

これは木原浩一プロの4s切り。イッツーの決め打ちをするならペン3mも残した6ブロックの方が手広く、また早めに4sを切っておくことで最終形がペン3sやペン7sになっても強い。木原プロらしい良い一打。天鳳名人戦メンツの中だと、おそらく石橋プロも4sを切るんじゃないだろうか。

親リーがかかっている局面。ツモって跳満のテンパイだが・・・

この8s切りはさすがにやりすぎに見える。リーチに通っていない筋は47s,25s,58sの3筋のみ。ノーテンバップを考慮しても、さすがに見合わないんじゃないだろうか。

多井プロは粘りが光った。コーラ下さいさんのリーチを受けた時点ではこの2シャンテンだったが・・・。

ノーチャンス、国士にしか刺さらない9mトイツ落としで粘り・・・

あっさりアガリきってしまった。
今回の多井プロは、このような交わし手が光っていたように思う。逆に、コーラ下さいさんはめくり合いの局面でことごとく負けており、かなり苦しそうだった。

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これは独歩さんの2s切り。テンパイを外すにしても、平時ならば3s引いてのノベタンリーチもあるため1sから切るところだが、親の多井プロのドラ切りが光って見える。微差ながらもトップ目、慎重にいきたい局面のため、上家、下家の両方に通る1sを残して2s切り。

36sのピンフドラドラテンパイを組むが、ダブ東をポンしている親の現物でもあるためダマ。親はドラ切り→ダブ東ポンして打9sで、かなりテンパイに見える。多少のリードもあるため、親と一騎打ちになって失点のリスクを負うよりも、親の手を潰しにいくことを優先した。独歩さんは攻撃一辺倒と思われがちだが、こういった繊細なゲーム回しの意識も強い。

オーラス、3人競りの局面。多井プロは7pから仕掛けてもトップには届かないが、ピンズ二度受けの形が苦しいことと、第一打に7pを切ってきた上家の独歩さんの手が早そうなことから、この両面チーから発進した。これでも、赤を一枚引いてきての三色なら、ツモってトップ終了だ。

上家の独歩さんはここからの7p切り。読みどおり、かなり手がまとまっているところからの切り出しだった。


今回も、全体として非常に見ごたえがあった。また、生放送の方では、ゆうせーさんが解説。個人的に名人戦ではASAPINさんを応援しているので、ASAPINさんの思考を拾える、ゆうせーさんの解説は非常に面白かった。

取り上げたい局面はまだまだあり。後編に続きます。

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