すずめクレイジー天鳳位の牌譜から。
今回の牌譜はヤバイ。マジでヤバイ。天鳳の全てを凝縮したような一打。
オーラストップ目。下家のチャンタ仕掛けはドラの西を切っており、明らかな安手。一刻も早くゲーム終了させるため、アシストしている場面。
下家が北をポンして打東。さすがにテンパイだろう。親が来る前に差し込みたいが、ここで何を切るのがいいだろうか?じっくり考えてみて欲しい。
天鳳位の選択は打7p。この一打、当然適当に切っているわけじゃなく、とてもよく考えられた一打なのだ。何も考えていないと何となく9pに手がかかりそうなところだが、7pを選択した意図は何か。
なんとなく一番刺さりそうな9pは、6pが通っているため刺さるとしたら単騎またはシャンポンだが、どちらもほぼ否定される。
単騎テンパイとすると北をポンする前の下家の手が

となるわけだが、これなら2枚切れの東よりも、ツモ切りしている8mをくっつきの材料として手に留めるんじゃないだろうか。
ここの読みが恐ろしい。
これは場に出ている牌をよーく数えて見て欲しい。
シャンポンの相方の牌がないのだ。


というわけで、9pが当たるパターンがほぼない。
残るはペン7pに刺さる7pとカン8pに刺さる8pの二択だが、下家の第2打6p切りに注目。
チャンタの決め打ちをするにしても、後者は6pを手に留めておくパターンが多く、前者の方が6pを切りやすい。後者であれば、5sの後に6pが出てくるのが自然だ。
となれば、ここで切るべきは7pとなる。
簡単に書いてるけど、天鳳の制限時間以内でこんなに的確な一打打てますか?
7pを切った瞬間はなんで7pなのかよくわからなかったが、考えれば考えるほどに天鳳位のすごさに気づかされる。まさに神業、これしかない一打。これを一瞬で導き出す天鳳位の雀力なんなんだ一体。一生かなわねーよ。
7pは刺さらなかったものの次巡9sを持ってきて決着。天鳳位の雀力を見せつける、素晴らしい牌譜だった。
牌譜:http://tenhou.net/0/?log=2017091818gm-00a9-0000-306f5bc0 1位
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