東1局、自分が親。子供からリーチがかかっている局面。
7巡目にテンパイ。
23789m999p22567s ドラ2s。
ドラドラのテンパイ、リーヅモで3900オールだ。しかし非常に残念なお知らせ・・・自分は1巡目に1mを切っている!アンビリーバボー!!そんなバナナー!!
さてここでの選択は3つある。
①リーチ
②ダマプッシュ
③安牌の9p切ってオリ
さて、どれを選択するか・・・
フリテンで追っかけるというのは中々勝機がなさそうで、無茶な行為に思える。例えばこの手で待ちがフリテンでない1枚切れのカンチャンだったら、場況にもよるがギリギリ追いかけたいところだ。
・・・だが実はフリテン両面で追いかけるのは、フリテンでない1枚切れカンチャンで追いかけるより、有利な選択なのだ。よって、答えは「①リーチ」となる。以下に、和了率、打点の観点から説明していこう。
●1枚切れカンチャンの場合
1巡の間に、相手が自分の当たり牌4枚をつかむか、自分が4枚をツモればアガリ
1巡以内の和了率は、2.2%(=3枚/136枚)+(100%-2.2%)×2.2%=4.35%
●フリテン両面の場合
1巡の間に、自分が7枚(8枚-自分で1枚切っている分)をツモればアガリ
1巡以内の和了率は、7/136=5.14%
これは脇が完全にベタオリするとした場合の計算で、愚形の和了率は脇のオリ打ちなどでもう少し上がるはず。
和了率は、1枚切れカンチャン追っかけ≒フリテン両面追っかけ だ。
上記の親のドラドラ手で・・・
●1枚切れカンチャンの場合
一発や裏ドラがないものとして、
平均打点は7700(出アガリ時)+11700(ツモ時)÷2=9700※概算
●フリテン両面の場合
一発や裏ドラがないものとして、打点は11700(固定)
打点面は、カンチャン<フリテン両面 だ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1枚切れカンチャンとフリテン両面は大体互角ということがわかった。親でも子でも、ツモって12000ある手なら、フリテン追っかけリーチするべき。子のリーチドラドラは微妙なところだが、裏1で12000になる、子のピンフドラドラや、親のピンフドラ1あたりではフリテン追っかけした方が得になるだろう。
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放銃した場合や棒を出す場合の収支、河からの見なし枚数その他もろもろのリーチといえるための前提条件がぬけているだけでなく、3択からリーチが優位かという考察から途中で違う比較へと変わっている
見ててこちらが恥ずかしいので記事を消した方がいいかと思います
コメントありがとうございます!
リーチ判断は細かい要素が色々あるのはもちろんですが、あくまでも平面的に見て、カンチャンリーチでも追いかけた方が得な場面ならばフリテン両面でも追いかけよう、という趣旨で書いたつもりです。わかりづらくてすみません!
これ、分母が136ってのがおかしい。
ご指摘ありがとうございます!おっしゃる通り、正確な確率を計算するならば、改善の余地がありますね。
平面的な計算で7巡目設定なら7巡目の段階で伏せられている(見えていない)牌の総数が分母になるんじゃないかな?
リーチでめくりあいになった場合、決着が着かずに巡目が進めば、巡目事に確率が変わってくると思うし。
また、めくりあいしているとして1巡事にロン牌が他家に流れる確率とかもあると思うので平面的な計算でも結構めんどくせーと思いましたw